Yukari: はあ!。
Shizuku: 勝者はユカリです!。君たち、もっとがんばらないと。ユカリは全国柔道選手権のチャンピオンだけれど、アームレスリングなら誰か彼女に勝てる人がいるはず。これは君たちがどれだけ強いかを見せつけるいい機会よ!。誰かいないの?。
Kato: 僕が行く。僕にやらせてくれ。
Shizuku: あなた、カトウくん?。本当に?。普段あなた運動して居ないじゃない。
Kato: 腕が長ければアームレスリングでは大きく有利だと僕は漫画で読んだ。そして君たちもにも見えるように、僕は長い腕を持っている。また、僕はユカリよりも 15 cm 背が高い、だから…。
Shizuku: わかった、わかった。私、口数の多すぎる人は嫌い。ユカリ、彼の言っていることが間違っていると、彼に示してあげなよ!。
Yukari: うん。
Shizuku: カトウくん、ユカリ、肘を机に乗せて。お互いの手を握って。
Yukari: あっ!。
Shizuku: ユカリ、なにか問題でも?。
Yukari: なんでもない。
Kato: 僕はわかるよ、ユカリは負けるのが怖いんだよ。なぜなら僕は長い腕を持っているからね!。
Shizuku: あなた本当にそう思ってるの?。あなたの腕、見てごらんなさいよ。両腕ともとても細いじゃない。準備はいい?。ユカリ。
Yukari: うん…いい。
Shizuku: じゃあ、レディ、ゴー!。
Kato: ああぐああああ!。僕が勝つ!。
Shizuku: ユカリ、あなた負けるわよ!。どうしてあなたそんなに嬉しそうなの?。
Yukari: 彼の手がとても柔らかい。まるで赤ん坊のよう。私は彼の手を永遠に握って居たい。
Kato: 捉えたぞ!。
Shizuku: 勝者はカトウくん!。私、信じられない!。
Kato: 僕の長い腕が勝ったぞ!。