Hitomi: ああー。決められない。どれも全て同じに見えてしまう!。
Salesperson: 何かお探しでしょうか?。洗濯機をお選びですか?。
H: そうなんです。新生活を始めるので、洗濯機が必要なんです。でもどうやって選んだら良いのか分からなくて。
S: なるほど。選ぶ基準はたくさんありますよ。でもまず、洗う衣類の重さを毎回どのくらいにするかで決め始めることができます。
H: まったく見当がつかないです。
S: はいはい、それでは、平日はお仕事でお忙しいですか?。
H: どうしてそのような質問を?。
S: ああはい、もし貴方様にお時間が在るならば、毎日お洗濯ができます。それなら、大きな洗濯機は必要ありません。しかし貴方様がお忙しいならば、大きな洗濯機が必要になってきます。
H: ああ!なるほど。私は忙しいんです、でも毎日衣類を洗濯する時間は在ると思うんです。
S: わかりました。それでは、この洗濯機はどうでしょうか?。
H: ワオ!。とてもかっこいいですね!。
S: これは最新型です。7kgまで洗濯することができます。でもしかし小型であり静音型です。小さなワンルームのアパートにはこれは完璧ですよ。そして、衣類を乾燥することもできますよ。
H: 乾燥?。待ってください、この洗濯機お幾らですか?。
S: たったの、13万円です。
H: それは私には高すぎます!。
S: はい、それでは、こちらのものは如何でしょうか?。さほど良いものではありませんが、5kgまで洗濯ができます。そして、たったの9万8千円になります。
H: 5万円!。それが私の予算なんです。5万円以下のものを私に見せて貰えませんか?。
S: ああ、それでは…いくつか在ります、でもあまり多くの衣類を洗うことは出来ませんよ。乾燥機能も付きませんし…。
H: それは問題ありません。外に干して衣類を乾燥するつもりです。
S: しかし誰かが貴方様の洗濯物を盗む場合も有るかもしれませんよ。
H: それもまた、問題ありません。私の部屋は4階に在るんです。
S: はい…ではこちらのものは如何でしょうか?。3kgまで洗うことができます。そしてこちら4万9千円になります。
H: なるほどねえ…。私普段、洗濯機の前側から衣類を入れ慣れているわけでは無いし。上から開いている型の機械は在りませんか?。
S: 旧型がお好みですね。勿論、あそこにいくつか在ります。
H: これらは私の母親が使って居たような機械ね。どれ見てみよう…3万8千円。いいわ!。
S: お好みのものを見つけられたようで、良かったです。
H: まって、あの洗濯機は?。1万8千円ってなってますよ!。
S: うーん…。
H: これは信じられない!。私のおばあちゃんが使って居たようなものですよ!。左の槽で洗って、そしたら右の槽で回転脱水する。
S: はい、しかしこちらは本当の旧式で…。
H: これを戴きます。
S: なんですって?。
H: どうしてそんなに驚くんですか?。
S: 新しいものと比べて不便です。毎回ご自分で衣類を移動しないとなりませんし、それに…。
H: 私は自分自身で物事を行うことが好きなんです。この機械で自分の衣類を洗濯することが待ちきれない!。選ぶのを助けてくれて、有難うございました!。
S: お役に立てまして大変嬉しく思います…
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