厨子王丸は安寿が自害するために池に身を投げたと聞いた時、衝撃を受けました。彼は彼の人生が終わったとも思いました。しかし、彼は逃げ続けました。彼はやっと街に着いて、彼は寺に住み込みました。
ある朝、厨子王丸は身分の高く見える老人に会いました。
「私は関白の師実ともうします。あなたは何かとても大切な物を持っているように思います。そうでは無いでしょうか?。」
「どうしてそれを貴方がご存知なのですか?。」
「私のひどく悪い病気の娘のため、私は祈るためにここに居ます。昨晩、わたしは夢の中でお告げを聞きました。それは、この寺に少年がおり彼はとても力強い仏像を持っているということを告げていました。私は私の娘がそれに祈りを捧げるべきだと、告げられました。あなたがどなたなのかを教えてくれませんか、そしてあなたの像をお貸し願えませんか。」
厨子王丸は関白に彼の両親のこと、彼と彼の姉が暮らした山椒大夫との生活のこと、を話しました。師実は厨子王丸を大変気の毒に感じました。そうして、師実は彼を彼の家に連れて行きました。その娘が像を拝むや否や、娘は直ちに好くなりました。
師実は大変喜び、彼は彼の使いを厨子王丸の父親を探すために送りました。しかし、その父親はすでに亡くなっていました。厨子王丸は大変悲しみましたが、彼は彼の人生を自分の力で生きることを決意しました。師実の力添えにより、厨子王丸は丹後の地を管理する仕事に就きました。そこは山椒大夫の住む所です。国守として厨子王丸は新しい規律:人の売買は今後禁止、を作りました。次に、安寿のため、あの池のそばに寺を建立しました。
そうして厨子王丸は彼の母親を探すために佐渡に向かいました。彼が農民の家の近くを歩いている際、彼は粟から鳥を逐払う老女を見ました。彼女は盲でした。そのとき突然に、何かが彼を彼女に近づくよう歩かせました。彼は彼女が静かに歌うのを聴きました。
「鳥よたちされ、私は私のちいさな安寿が恋しい。」
「鳥よたちされ、私は私のちいさな厨子王丸が恋しい。」
厨子王丸は彼の目の一杯の涙と共に、その女に駆け寄りました。彼は声が出せませんでした。そうして、彼はその仏像をこの老女の額に当てました。彼女の目は開き、彼女の目の前のその若い男を見つめました。
「厨子王丸!」
その言葉は村中に響き渡り、母と息子は抱き合っていました。