Hiromi: お父さん、お母さんどこ?。
Father: 彼女なら出かけたよ。彼女のフラワーアレンジメント教室のお友達たちとランチに出かけるんだって言っていたよ。彼女すぐ帰ってくると思うよ。
Hiromi: わかった。私、今から出かけてくる。
Father: ヒロミ、お前どこへ行くんだ?。
Hiromi: 私は図書館に勉強しに。じゃね!。
Father: ちょっと待ちなさい。
Hiromi: どうして?。
Father: お前、着替えるんだよな?。
Hiromi: いいえ、この服に何か問題でも?。
Father: お前のジーンズだ。それは酷いものに見える。
Hiromi: お父さん、お父さんは古いから解らないのよ。これはリップドジーンズって呼ばれていてねそれでね…。忘れて。私、私が説明したとしても父さんが理解するとは思えないわ。そういうわけだから、行ってきます!。
Father: 私は待ちなさいと言ったんだよ、若いお嬢さん。私も若い時、リップドジーンンズをよく身につけていたものだよ。
Hiromi: ほんとう?。
Father: ああ、本当だ。私はリップドジーンズは君に似合わないと言ったんじゃないよ。私はそのジーンズが酷いものだと言ったんだ。色、そしてその破れ方は良いものじゃない。お前がそれを破いたのか?。
Hiromi: そんなわけないじゃない。これはこの状態で売られていたのよ。
Father: なおさら格好悪い。
Hiromi: なんの話?。これらは…。
Father: リップドジーンズは自分自身で変化させるから格好いいんだ。そうすれば、それらは一点ものになる。向こうに行ってそれを脱ぎ、私にそのジーンズをもっと格好よく作り直させなさい。
Hiromi: 結構です、お父さん。
Father: 私は若い頃、服飾店でバイトしていたことがあるんだ。私はいつもジーンズを扱っていたよ。
Hiromi: ほんとう?。
Father: 驚いただろう?。ビンテージジーンズが流行していたから、私は色やどうしたらジーンズが格好良く見えるかを試したんだ。私のリップドジーンズは一度、雑誌に掲載されたことすらある。
Hiromi: わあ!。それなら私のもやってくれる?。私着替えに行ってくる!。
* * *
Father: よし。そうしたら、我々はハサミ、ボックスカッター、そして剣山つまりフラワーフロッグ、を使って、と。
Hiromi: それお母さんの剣山だよ!。母さん、彼女の生け花にそれ使うんだよ。
Father: いいんだよ。彼女には我々がそれ使ったことを言うんじゃないよ。さて、はじめに我々はジーンズの裂きたい部分にハサミを用いる。そうしたら、自分の指をそこに突っ込んで引き裂く。
Hiromi: わあ。
Father: 重要なのはそれをするのを躊躇わないこと。そうしてから剣山を、裂かれた部分をひっかくのに使う。それを何度かしたのち、仕事の仕上げをするのにボックスカッターを使う。
Hiromi: これはとても面白いね。こんなジーンズ誰も持っていないよ。
Father: 最後の一歩は色を変えること。パミスストーン、軽石と一緒にジーンズを洗濯機の中に入れ、それらを洗う。
Hiromi: やってみましょう!。
Father: 君の母さんは私たちが洗濯機に石を入れたら喜ぶとは、思わないな。
Hiromi: 私たちが何も言わなければ、母さんが知ることはないよ。
Father: よし。私たちは急がないと。君の母さんがもうすぐ家に帰ってくるだろう。
Mother: ただいま!。
Father: 彼女が帰ってきたぞ!。全部隠せ!。
Mother: みんなどこ?。おーい!。あら、あなたたちいたわ。二人で何していたの?。それは私の剣山?。
Father: うむむ…。私たちは生け花づくりについて話をしていた、んだよな、ひろみ?。
Hiromi: そのとおりよ、お父さん。