アッサラーム アライクン。こんにちは。わたしは、九つの世界遺産と共にある国です。わたしはモロッコ王国と言います。わたしがどこにあるか、みなさんはわかりますか?。わたしはアフリカ大陸の北西部にあります。わたしはすこしだけ、日本より大きいです。わたしに暮らす人々は、65パーセントがアラブ人、そして30パーセントがベルベル人です。人口は約3500万人です。そしてわたしは、イスラム教の国です。
わたしの首都はラバトと呼ばれています。カサブランカが首都だとみなさん思いませんでしたか?。ちがうんです!。カサブランカはより有名だし、モロッコで一番大きな都市ですけれど、それはわたしの首都ではないのです。
イミルシルと呼ばれる場所の近くで開かれるお祭りについてみなさんにお話しさせてください。イミルシルはわたしの真ん中にある、ベルベル人のちいさな街です。アトラス山脈を高く上がったところです。
毎年九月、三日間にわたり大きなお祭りが在ります。どんな種類のお祭りか、思い浮かべることはできますか?。それは、婚姻のお祭りなんです!。ベルベル人はかつて遊牧民であり、それ故にずっと同じ場所に暮らすことはありませんでした。彼らは彼らの家畜とともに、なんども引っ越しをしました。
ただし毎年、ベルベル族の人々はイミルシル近辺に集まります。それで、彼らの中の若い者達は特別な誰かを見つけることが出来ます。女性は、彼らの美しい民族衣装を身につけます。そして男性は、彼らの持つ家畜を含む、価値のある物を持っていきます。女性が男性を選ぶときに、その女性は特別な文句を言います。「あなたはわたしの肝臓を捕まえました。」です。多くの国では人々は、彼らが恋に落ちるときには心臓の話をします。知っていましたか、モロッコでは人々は健康な身体への鍵は肝臓であると考えています。そして健康は大変重要なことです。3万人以上の人々がこの婚約祭に訪れると言われています。
このお祭りは長い歴史を持っています。伝説ではこう言われています。むかしむかし、ある女性と男性が恋に落ちました。しかし彼らの部族は敵対しており、彼らは破局しなければなりませんでした。それは二人を大変に悲しませました。最後には、彼らは自分たち自身を湖の中に投げ込み、自分たち自身を亡くしました。
そうして、ある偉大な人物がこの悲しい物語を耳にし、婚約祭を開催することを決めました。お祭りにおいて、異なった部族の人々はお互い出会い、結婚することが出来ました。今日においてもこのお祭りを私たちは開催しています!。
婚約祭は女性と男性が出会うためだけのお祭りではありません。それは一つの大きな市場です。人々はおおくの様々な物をそこで売ったり買ったりできます。もしみなさんがわたしの国に訪れる機会があったなら、わたしはみなさんが、わたしの文化を楽しんでくれることを望んでいます!。