Teacher: さて、みんな、パン食い競争、パンを食べるレース、に出場するメンバーについて我々は皆、賛成かな?。
Students: はいっ!。
Teacher: よし!。明日の運動会をたのしみましょう!。さようなら!。
students: さようなら!。
* * *
Genta: うむむむ。タナカせんせい?。
Teacher: なんですか、ゲンタさん?。
Genta: せんせいにぼく話したいことがあって。ぼく、競争にでたくないです。
Teacher: どうしていやなのかな?。
Genta: ぼく、あんパン、甘い豆のパン、が苦手なんです。あんパンは僕を気持ち悪くさせるんです。
Teacher: そうかあ…。
Genta: 紐につるしてあるパンは全部、あんパンでしょう?。ぼくはあんパンを食べることができないのでだから…。
Teacher: 心配しないでください。いいアイデアがあるよ!。
* * *
Student 1: ぼくが何をみつけたとおもう!。ぼくたちのレース、4つのあんパンと、ひとつはカレーパンがあるみたいだよ!。
Student 2: ほんとう?。第7レースだけ?。なんで?。
Genta: (彼の心の中で)ああ、だめだ!。どうして彼はわかったんだろう?。
Student 1: ぼく、ぼくらのグループの誰かがあんパンが食べられないって聞いたんだよ。だから、先生がその生徒のためにカレーパンをつるしたんだ。
Student 2: それはズルいよ!。ぼくもカレーパン食べたい!。
Genta: (彼の心の中で)ぼくはどうしたらいいんですか?。タナカ先生、彼らがぼくのカレーパンをたべてしまう!。
Miyuki: わたしあんパンの方がすき。
Student 1: もし君がそんなにあんパン好きなんだったら、それなら君があんパン食べればいいよ、ミユキ。
Genta: (彼の心の中で)出来るだけ早く、走らないと!。
Announcement: 次は第7グループです。位置について、ようい、スタート!。三年生の最終走者グループが今、五つのパンに向かって走っています。わあ、このグループはみんなが真剣で速いぞ!。みんなは今、第四コーナーを回りつつあり、あんパンエリアに到着するところです!。彼らはみんな接戦!。誰が一番にパンに食いつき、誰がレースに勝利するのでしょうか?。はあ?。みんなが一つのパンに集まっています。
Genta: カレーパンはぼくのだ!。
Student 1: ゲンタこれは競争だ!。誰がそれを食べてもいいんだよ!。
Student 2: ぼくもカレーパン食べたい!。
Announcement: なにが起こっているのでしょうか?。ああ、先生が生徒たちの方へ走っています。先生は子供たちを納めることが出来るのでしょうか?。
Teacher: まって、まって!。君たちなにしてるの?。
Genta: タナカ先生。みんながぼくのカレーパンをたべようとしているんです。
Student 1: ゲンタ、あの話はおまえだったのか?。
Student 2: ずるいよ!。なんでゲンタが特別なの?。
Student 1: ぼくはシナモンロールがたべたい!。
Student 2: ぼくはチョコチップブレッドがたべたい!。
Teacher: 静かにしてください、みんな。思い出して、これは徒競走ですよ!。どんなパンをゲットするかについてのものじゃあないんです。
Announcement: 生徒たちが先生の周りに集まっています。先生はなんらかのトラブルの渦中にいるようです。待ってください、一人の女子が残されたパンを全て彼女の口の中へ入れているのを私は見たっ!。それは…。
Student 1: ミユキっ!。おまえなんでパン全部たべてるんだよ?。
Miyuki: わたしあんパンだいすき!。みんながあんパンたべないのなら、私が全部もっていくわよ!。
Teacher: ミユキさん、この競争のルールは、一つのパンのみ食べることができると言うものですよ…。
Miyuki: ゴールの後でまたねっ!。
Student 2: まって、パン全部もっていかないで!。
Announcement: そして第七グループの勝者は、ミユキさんだっ!。