
Customer: 風がとても強いな!。
Taxi Driver: 本日はエンジョイタクシーをご利用いただき有難う御座います。お客様、ドアを閉めますね。
Customer: ああ、急いでやってください。僕は濡れてしまう!。
(ドアが閉まる)
Customer: 今日雨が降るなんて、僕は信じられない。僕の両親はここにはもう暮らしていないから、地元に帰ってくるのには年月が過ぎてしまったんです。今日はツイて居る日ではないなあ。
Taxi Driver: そう聞いて、お気の毒に思います、お客様。どちらまで参りますか?。
Customer: うむむ…。タワラ山まで行くつもりです。ですから、ナカヤマ寺を左に曲がってもらって、そこのガソリンスタンドの前で停めて頂けますか?。
Taxi Driver: ガソリンスタンドですか?。ああ、はい、ガソリンスタンド、在ったな。ただ現在では、無くなってしまったんですよ。
Customer: ほんとですか?。
Taxi Driver: ええ、三年前くらいにあそこは廃業したんですよ。そこには何も残っていません、お客様。
Customer: そうなんですね。あのガソリンスタンドがなくなっていたこと、僕は知らなかったな。あれは僕が子供の頃に開業したんです。週末はあそこは、とても混雑していました。待ってください、ここに大きなスーパー、在りませんでしたか?。
Taxi Driver: それも、潰れました。
Customer: ああ、いやだ!。あれはこの辺りで唯一の大きなスーパーだったのに。現在では、みんなは食料品や物品をどこで買い求めて居るんですか?。
Taxi Driver: 販売車が果物やパン、その他物品を毎週二回売りに来ていますし、今ではオンラインでなんでも買い求められますしね。
Customer: ああ。でもそれはなんだか悲しいな。僕が覚えているものは今ではもうないんだな。
Taxi Driver: ええ、なくなったものもありますが、新しいものだってありますよ。
Customer: ああ、新しいものはなんですか?。
Taxi Driver: タワラ山の反対側に抜けるトンネルが、今では完成しましたよ。
Customer: ほんとですか?。わあ!。
Taxi Driver: それでですね、それは今では幽霊が出る場所として有名なんです。
Customer: なんですか?。運転手さん、冗談を言ってるんですか?。
Taxi Driver: 私は真剣に言っているんですよ、お客様。よく聞いてください。そのトンネルに我々が入った時、後ろを振り返ってはいけません、いいですか?。
Customer: どうしてです?。
Taxi Driver: 今日は雨だからです、お客様。雨の日にそのトンネルを通ると、白装束の女の幽霊が後ろに浮いて追ってくると言われています。
Customer: どういう経緯ですか?。
Taxi Driver: 私も良く知らないんですが皆は、その女は街で殺されて、山のその場所に埋められたと言っています。
Customer: その話は信じられないな。そんな話、僕は聞いたことないよ。
Taxi Driver: 私はお客様に警告しているんです。さて、私たちはそのトンネルに今入るところですよ。思い出してください、何が起きたとしても後ろを振り向かないように。
Customer: 運転手さんがそういうたびに、私は後ろを振り向きたくなりますよ。
Taxi Driver: 駄目です!。お客さんはそうしたらいけない!。ああ!、あがが…ああああ!。
Customer: 大丈夫ですか?。何か問題ですか?。
Taxi Driver: 私の喉です!。息ができないっ!。
Customer: なんですって?。
Taxi Driver: 助けてっ!。
Customer: こんなことが起こるなんて、僕には信じられない!。その幽霊、彼女がこれを起こしているんですか?。
Taxi Driver: ああああああああああ!
Customer: ああああああ!。
Taxi Driver: ははは!。
Customer: はっ?。どうして運転手さん笑ってるんですか?。
Taxi Driver: 冗談ですよ、お客さん。新しく始まったことのうちの一つが、このエンターテインメントサービスです。エンジョイタクシーの運転手の我々は、この町の人々を楽しませる新しいことを試みているんです。お気に召しましたか、お客さん?。
Customer: しないよ!。こんなことは、僕を楽しませないよ。僕は絶対的に、このサービスは廃れるべきものだと思うよ!。