
八右衛門は彼の死んだ妻、おかめ、に彼は再婚することは無いだろうことを誓っていた。しかし日に日に八右衛門は、彼の家族が彼は死ぬだろうことを確信するまで体が弱く、弱くなり続けた。
ある日八右衛門の母親が、彼の健康状態に関する理由を彼女に話してくれるように彼に、心の底から頼んだ。八右衛門は泣きながら言った。
「母さん、あなたに全てを話しても私を信じてくれないかもしれません。しかし、真相は、おかめがあの世で休むことができない、と言うことなのです。おそらく、私が一緒に彼女と逝くまで、彼女は成仏できないのでしょう。わかっていただけますか、彼女は毎晩、戻ってきて私の傍に横たわります。葬儀の日以来、彼女は何度もなんども戻ってきます。彼女は本当に死んだのだろうかと思う時もあります。彼女は生きて居た時と同じように見えるし、行動します。唯一の違いは彼女はささやきでのみ私に話をすることです。そして彼女はいつも私に言います。誰にも彼女が来ていることを話してはならない、と。彼女は私を殺したいのだと思います。母さん、これがすべての真相です。」
「私の最愛の息子よ。彼女は本当に毎晩来るのか?。」
「ええ、彼女は私が眠る寸前ちょうどに現れます。彼女は明け方まで滞在します。寺の鐘の音を聞くとすぐに、居なくなります。」
八右衛門の母親は大変当惑した。彼女は寺へ駆け込み、僧に助けを頼んだ。高齢の僧は驚くことなしに話を聞いた。そうして彼は言った。
「そのような事を私が聞くのは初めてではありません。あなたの息子さんを私は救うことができると、私は思います。しかし彼は極めて危険な状態です。おかめがもう一度現れたら、彼は次の夜明けを見ることはできないでしょう。我々は急がなければならない。息子さん以外の、あなたのご家族全員に伝えてください。直ちに寺へ来るようにと。我々はおかめの墓を開かねばなりません。」
八右衛門の親類すべてがその寺へ集まり、墓地へ向かった。おかめの墓が開かれ、棺桶の蓋が取られた。皆は驚いた。おかめは彼女の棺桶の中で顔に笑みを浮かべて居た。彼女は死んでいるように見えなかった。彼女の身体は柔らかく、暖かいものでさえあった。皆の驚きは恐怖へと変化した。
その僧は筆で額と胸、手足に経文を書いた。彼はおかめのために特別な儀式を執り行った。そうして、彼女の死体を土に戻した。
おかめが再び八右衛門を訪問することはなかった。そして、彼は徐々に彼の健康と活力を取り戻した。しかし、彼が彼の約束をいつまでも守ったかどうかについては、日本人の話し手は言わない。