エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Common Sense / Part Two」(2025 年 7 月)

 

 僧と少年僧、そして猟師は、その僧が以前何度か見た奇跡を待って居た。そうして暗く、風の強い夜の空に白い光が現れ、近く近く、近づいてきた。

 

 その光は徐々に、六本の牙を持つ白雪色の象に乗る何か特別なものの形に成って行った。すぐに、その象とその輝く乗り手がその寺前へたどり着いた。その姿はまるで月光の山のように、そこへ立った。それは不思議なものであると同時に、美しかった。普賢菩薩は現れた。

 そうして、僧と少年僧は平伏し、普賢菩薩へ読経を始めた。しかし突然、猟師は弓と矢を手にし、立ち上がった。彼は彼のできる限り素早く矢を引き、その光に向けそれをまっすぐ射った。すぐに、雷のような音とともにその白い光と姿は消え去った。風と暗闇以外そこには無かった。僧は声をあげた。

 

「お前は何をした?。狂ったのか?。」

 

 その猟師は落ち着いて答えた。

 

「お坊様、落ち着いて私の話を聞いてください。貴方は普賢菩薩は、貴方が瞑想をし、読経をしたから現れたのだと考えました。もしそれが真実なのであれば、貴方のためにだけ現れるでしょう。彼は私やその少年僧のためには来ない。私は猟師であり、私の仕事は動物や鳥たちを殺めることです。仏様は言います。殺生は正しくない、と。」

 

 その猟師はなおも言った。

 

「私は教わりました。仏様は何処にでも存在すると。しかし我々はそれを見ることは出来ません。なぜなら我々は愚かで完全では無いからです。貴方は賢明な僧です。ですから貴方には普賢菩薩は見えるでしょう。しかし私のような猟師は彼を見ることは出来ないでしょう。あれは普賢菩薩ではありません。私を信じてください。貴方を騙そうとする、悪い妖怪です。恐らくそれは貴方を殺そうとしたのでしょう。私は貴方の感情を朝まで整えることを、貴方に頼みます。そうしたら私は私が真実を言っていることを貴方に証明して見せましょう。

 

 日の出に、猟師と僧は光が現れた場所を見た。彼らは幾らかの血を見つけた。彼らはその血を追い、その胸部に矢の在る、大きな狸ラクーンドッグを見つけた。

 その僧は仏教を信じ賢い人物であったが、狸に簡単に謀られてしまった。猟師はその僧ほど賢くはなかった。彼はさほど仏教を信じてはいなかったが、才能を持って居た。彼は強い常識の才能を持っていた。彼はその才能を、状況を理解し、危険な状況に打ち勝つことに用いることが出来た。

 

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