Clerk 1: 合計で540円になります。
Maya: あ、はい。では、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつの100円玉。で、あと40円。いち、に、さん…。あ、いけない。わたし3枚しか10円玉ない。
Yukio: どうしたの、マヤ?。
M: ユキオ、10円玉持ってない?。
Y: うん?。
M: あなたのお財布、しらべてみてくれない?。いくらか小銭もってる、でしょ?。
Y: いや、持っていないんだ。財布すら持っていないよ。
M: 冗談でしょう?。きょうはわたしたちデートなのに、あなたお財布持っていないの?。あ、わかった。あなたきょうは全部私に払わせたいんだね。
Y: 僕が財布を持っていないのは、そう言うわけではないんだよ。僕が必要なのはこれだけ。わかる?。
M: はあ?。スマホ?。
Y: 世の中みんながキャッシュレスに向かっているよ!。
M: キャッシュレス?。
C 1: (ピピッ)ありがとうございました。
M: なに?。スマホで今わたしの本の支払いしたの?。
Y: そうだよ。支払い完了。
M: それどうやったらいいの?。
M: あなたのスマホの中にお金がある?。
Y: そうだよ。スマホを全てのものに使ってるよ。クレジットカードや定期券もスマホの中だよ。そういうわけで、ほんとうに便利だよ。さてさて、次のところに行こうか。
M: あ、でもわたし、あなたに代金お返ししないと。
Y: 大丈夫だよ。問題ないよ。
M: でも、わたしはだいじょうぶじゃないわ。だからみて…これ5枚の100円玉…あ、でもわたし40円持ってないんだった。わたし600円あなたに渡すから、お釣りちょうだい?。
Y: いったでしょ?。財布持っていないんだよ、だから…それは君への贈り物だよ。
M: そうかあ。ありがとう。
* * *
M: みて!。このショッピング街、小さなお店がとてもたくさんある!。おおお!、アイスクリームだ!。
Clerk 2: 是非どうぞお試しください。私たちのお店の名物なんですよ。
M: あ、食べます!。お財布をだして、と…。
Y: (ピピッ)ありがとう。
M: なに?。
Y: 行くよ。
M: わお。こんなに小さなおみせでもキャッシュレス決済が使えるなんて、わたししらなかったよ。
C 2: はい。最近日本にはとても多くの海外からの観光客が多くいます。彼らにとってはこの方法は、便利なのです。
M: なるほど。キャッシュレス決済をつかうのなら、自分の国のお金をさほど両替しなくても済むものね。なんて便利なんだろう!。
Y: 君もそうしたらいいよ。
M: そしたら、もう小銭を持ち歩かなくてすむだろうね。コインは私のお財布をとても重くしてしまう。うむむ、わたしもキャッシュレス決済、使うかなあ。
* * *
Y: ねえ、みて!。たくさんの人が並んでいるよ。どうしたんだろ。
M: あそこ有名なお寺があるの。行ってみる?。
Y: 行きたい!。でもまてよ…。僕、硬貨全然持っていないや。
M: はいこれ。このコイン使って。
Y: ありがとう。マヤ。
M: どういたしまして。わたしは完全にキャッシュレスにはしないかもなあ。んー、今のところは。